CAPみしま・大阪のビジョン
すべての子どもたちの人権が守られる社会の実現をめざして、CAPの理念の普及、CAPプログラムの提供を行っています。
特定非営利活動法人 CAPみしま・大阪 設立趣意書
特定非営利活動法人 CAPみしま・大阪 設立趣旨書
子どもの人権が尊重され、子どもが自らを大切な存在と思える社会を創ることは私たちおとなの願いです。それにも関わらず、子どもの人権はいとも簡単に踏みにじられ、子どもへの暴力をめぐる悲惨な事件は後を絶たちません。地域のおとなとしてなにか私たちに出来ることはないか、模索するなか、CAPプログラムに出会いました。
CAPプログラムは子どもへの暴力防止のプログラムであり根底には「あなたは暴力を受けていいような人間じゃないよ」「あなたはひとりじゃないよ困った時は信頼できる人に相談できるよ」「あなたは世界でたった一人の大切なひとだよ」「あなたには自分を守る力があるんだよ」といったエンパワメントの思想を持つ人権教育プログラムでもあります。子どもたちの不安を勇気に変え子どもたちがもともと持っている自分を守る力を引き出していきます。
このCAPプログラムを子どもたちに届けよう。そうすることで追い詰められた子どもの状況が少しでも変わるのではないかと考え、1997年、任意団体「たかつきCAP」を設立しました。
学校やいろいろな施設、保育園や幼稚園の子どもたち、そして先生や施設の職員、地域のおとなに対し、CAPプログラムを提供し、学校、地域、家庭と連携して子どもたちに、「あなたは大切な存在だよ」「あなたのまわりには相談できる人がきっといるよ」「あきらめないで、なにかできることがあるよ」などと伝えていきます。おとなにはCAPプログラムの理解を求め、子どもの話を聴く、子どもの力を引き出す関わり方などおとなのできることを伝えていきます。
活動の場の広がりに伴って、2001年名前を「CAPみしま・大阪」としました。
「CAPみしま・大阪」の活動は20年を迎え、地域や学校、幼稚園、保育園そして施設などから依頼を受け、CAPプログラムを提供し続け、10万人以上の子どもとおとなにCAPプログラムを届けています。
私たちの願いは、すべての子どもたちにCAPプログラムを届けることです。
そこでこの度特定非営利活動法人格を取得し、地域からのより高い信頼を得、関係機関との連携を深め、行政からの委託、協働も得られるような活動を目指し、子どもの視点に立った活動をさらに展開していきたいと思います。子どもへの暴力のない社会、子どもの人権が尊重される社会、子どもが自らを大切な存在に思える社会を目指します。
ここに、「すべての子どもたちにCAPを!」の願いに向けて一歩ずつ、確実に歩んで行くことを決意します。
2017年5月26日 設立総会にて