CAPプログラムの3つのワークショップ
★教職員ワークショップ
★保護者ワークショップ
(この2つをさしておとなワークショップといいます)
●おとなワークショップは、さまざまな大人を対象に単独でも実施できます。要保護児童対策地域協議会や教職員研修会などにも使われています。
★子どもワークショップ(年齢に応じたプログラムがあります)
◆CAP就学前プログラム 3歳から就学前の子どもたち15人前後を対象に作られているプログラムです。子どもを怖がらせることなく、安心して学べる配慮がされています。暴力という恐ろしいテーマについて楽しく学び、子どもたちが漠然と抱いていた不安が減少するという点が、CAPが今日まで高く評価されてきた理由の一つです。
現在、日本中の多くの保育園・幼稚園で実施されている人気のプログラムです。約50分(ロールプレイ+トークタイム)×3日間(15人前後で実施)
◆CAP小学生プログラム (ベーシック) 日本で一番多く
実施されているプログラム。子どもワークショップはとても楽
しい時間です。子どものすべてを尊重しながら進めます。
子どもたちは安心して、自分の感情を大切にしながら、自分の考えを表現することができます。CAPは、一人ひとりが主体的
に見たり、聞いたり、やってみたりというワークショップ(参加体験型学習)の方法をとっています。一方的に教えられた知識で
はなく、自らの心と体を使って得た知識は、その後も実際に使える選択肢として子どもの心の中にとどまるでしょう。
約60分+トークタイム (クラス単位で実施)
◆中学生暴力防止プログラム
日本におけるCAPの中学生向けのプログラムとして1999年、森田ゆりさんによって開発されました。
実施された中学校ではその効果が高く認められ、継続的に実施されています。2日間のプログラムの中には、思春期の子どもたちの抱える身近な問題が盛り込まれています。子どもたちはロールプレイやディスカッション、様々なアクティビティを通して、自分の中の力に気づき、どんな状況でも行動の選択肢があることを学びます。
約100分(授業時間2時間分)+トークタイム×2日間 (クラス単位で実施)
◆障がいのある子どもへのCAPプログラム
特別支援学校や特別支援学級でCAPプログラムを実施する際には、障がいのある子どもの年齢や学び方のニーズにあわせた工夫をしています。
・知的障がいのある子どもには、CAPスペシャルニーズプログラムが効果的です。「いや」という言葉にポーズをつけ、
役割カードや文字パネルや絵パネルなどの道具や予習復習シートなどの教材を用います。一人一人が、聞いて、見て、
やってみるなどの練習がたくさん入っている参加度の高いプログラムです。
特別支援学校や特別支援学級などのクラスや学習グループ単位で実施
先生が実施する2日間(予習日、復習日)とCAPが実施する3日間の全5日間で構成 小学生~高校生10名程度
一日40~50分
◆CAP児童養護施設プログラム
CAP児童養護施設プログラムとは、児童養護施設という場において、施設職員と子どもたちと地域のおとなに対して実施するCAPプログラムです。子どもたちに安心・自信・自由の権利があること、信頼できる人に相談したり力を借りたりしてもいいこと、状況は変えられることを伝えるCAPは、子どもたちの大きな力になっています。
CAP児童養護施設・施設職員ワークショップ、CAP児童養護施設・子どもワークショップ、CAP児童養護施設・地域セミナーがあります
●子どもワークショップは、保護者ワークショップと教職員ワークショップと一緒に実施します。
※CAPワークショップについてはこちらもご覧ください http://j-capta.org/cap/index.html